端末の位置情報がアプリに反映されない場合、以下のような原因が考えられます。
1. 端末が静止している場合
端末が静止状態にある場合は、バッテリーの消耗を抑えるため、位置情報は送信されません。端末は内蔵のセンサーで振動を検知して、端末が移動状態にある場合のみ、位置情報を送信します。
位置情報を更新するには、端末を持って移動してください。
2. 決済エラーや電源オフモードに設定されている場合
GPS端末が電源オフモードに設定されている場合や、月額通信費の決済がエラーの場合には、位置情報が更新されません。端末のモードや決済の状態につきましては、アプリからご確認ください。
3. 電波環境が悪い場合や、測位精度が低い場合
屋内、地下、車両内や電車内などの電波が遮断されやすい環境で、GPS端末が衛星やWi-Fiを十分に検出できない場合は、現在地が算出できずに、位置情報が記録されない場合があります。
位置を取得できた場合でも、様々な理由で測位の精度が低い(大きなズレが生じる可能性が高い)と判断した場合には、混乱を避けるためにアプリ内に表示しません。
空の開けた(大きなビルなどが近隣にない)屋外で移動することで、測位できることをご確認ください。
4. 微弱なWi-Fi電波による測位を除外している場合
屋内などでGPSで測位できなかった場合、端末はWi-Fiによる測位を実施します。
この時、現在地から離れた場所にあるWi-Fiアクセスポイントの情報を使って測位すると、位置が大きくズレる場合があります。これを避けるために、アプリ内で「微弱なWi-Fi電波による測位」を除外する設定を行うことが可能です。
これを「除外する」に設定した場合、端末から微弱なWi-Fi電波による測位データが記録されても、アプリ内では表示されないようになります。よって、屋内でいつまでも測位されない場合は、屋外に出てGPSで測位できることをご確認ください。
また誤差が大きくなっても、微弱なWi-Fi電波による測位データをアプリに表示したい場合は、「除外しない」を選択してください。
5. モバイルデータ通信が不安定な場合
位置情報の送信はLTE通信網を経由します。LTEの電波状況が不安定な場合、測位した位置情報を送信できずに位置が記録されないことがあります。LTE電波のよい場所で測位できることをご確認ください。
なお上記のような状況で、一時的に位置情報が取得できなかった場合は、次回の測位のタイミング(高頻度モードで90秒度、省エネモードで3分後)に再測位・再送信されます。再送信に失敗すると、更に次回のタイミングでリトライされます。よってデータ通信が不安定な場合は、アプリに位置が反映されるまでに長時間かかる場合があります。
6. 飛行機や新幹線などで高速に移動した場合
飛行機や新幹線など高速で移動した後に測位を実施した場合、前回の測位から大きな距離を移動していると、条件によっては「異常な測位データ」と判断して、アプリに位置情報を表示しないことがあります。
この場合、その後も連続して大きな距離を移動していると、早い速度で移動している(異常ではなく正常なデータ)と判断して、位置情報を表示するようになります。また目的地に到着後であれば、徒歩で移動していただくことで、通常どおり測位されるようになります。