GPS端末による測位は、衛星からの電波を良好に受信できた場合でも、10〜20m程度の誤差が生じます。また高い建物の近隣や、空が広く見えない場所、屋内や乗り物内、地下などでは衛星からの電波を受信しにくくなるため、更に誤差が大きくなったり、測位できない場合があります。
衛星からの電波で測位できない場合は、Wi-Fiアクセスポイントを使用して測位を実施しますが、Wi-Fiによる測位は衛星測位よりも更に大きな誤差が生じる場合があります。
測位の誤差について詳細は、こちらもあわせてご参照ください。
低精度な測位は、本来の位置から数100m以上ずれた位置に測位される場合があります。実際の場所と地図上で大きく表示がずれたり、みまもりスポットの到着・出発の通知の異常を発生する可能性があるため、標準ではアプリで低精度な測位を表示したり処理しない設計となっています。
アプリで低精度な測位も表示したい場合は、測位レベルを調整することが可能です。
画面右上のメニュー(≡)から設定する端末を選択し、「位置精度の調整」>「有効な測位レベル」から、「低精度含む」を選択して「完了」または「✓」をタップすると、設定以降の低精度な測位も処理されるようになります。
有効な測位レベルに低精度を含めた場合、以下の点にご注意ください。
- 低精度の測位が表示・処理されるのは、上記の設定を完了したあとの測位からです。過去の測位結果には影響しません。
- アプリの地図上では、測位精度の範囲を色のついた円状に表示しています。誤差が大きいと、この精度円が地図全体を覆ってしまう場合があります。地図全体に色がついたように見える場合は、測位レベルを「標準」に戻してご利用ください。
- 自宅や学校にいるにもかかわらず、低精度な測位の影響で、出発や到着の通知が頻繁に発生する可能性があります。この場合は、測位レベルを「標準」に戻してご利用ください。
地図上に表示されない(除外されている)測位が一定数存在する状態で、有効な測位がない状態が一定時間継続すると、以下のようなダイアログが表示されます。
ここから「設定へ」を選択すると、有効な測位レベルの設定画面が表示されますが、現在の測位の表示に問題がない方は、特に設定を変更する必要はありません。有効な測位レベルは「標準」のまま、ご利用ください。